話題のアバターを観てきました。

元ネタは「わが名はジョー」なんですが、見事に話を展開していて凄かったです。
http://homepage1.nifty.com/ta/sfa/ander_p.htm#cmj

地元の映画館がDolby3Dシステム対応とかで迫力があると聞いていたので、3D吹替え版を観たのですが大正解でした。
たまに字幕が入るシーンがあるのですが、字幕部分で3Dらしさが無くなってました。
じゃまがなければ、灰が舞い落ちるシーンとかは手を伸ばせば届きそうな錯覚があります。

曲面半透明タッチパネルディスプレイなどICT機器が発達していて、近未来っぽい演出なのですが、兵器があんまり変わってないのは現実感を重視したのかな〜と考えました。

まだ観てない方は一見の価値があります。3D対応の映画館でぜひご覧下さい。

※注 以降ネタバレです。読みたい方は範囲選択して反転してください。


ただ、話題作だけど名作として残るかというと微妙だと思います。

アメリカ原住民の立場から西部開拓を描く映画がアメリカで作られたのは興味深いですが(Dance with Wolvesもそうか)、あの結末はいかにもハリウッド映画らしくて残念でした。

人類よりも原住民に感情移入させる演出は見事ですが、感情移入させた後に悲劇を持ってくることで、より一層作品としての完成度が上がったように思います。
ハッピーエンディングとすることでストーリーに深みを持たせることができず、やや薄い話となってしまったように感じました。
タイタニックは最後ジャックが死んでしまうから名作であって、あれで生き残ってハッピーエンディングだったらガッカリです。


ということで、ちょっとだけストーリーは残念でしたが、良い作品だと思います。

あと、ヒロインのネイティリが僕の娘に似ているのは、本人へは内緒にしておいてください。
http://www.cinematoday.jp/page/N0021911