会社の飲み会


今日は話の合う友達と飲んできました。久しぶりだったのですが、そんなことを全然感じなく楽しく飲めました。どんな話題を振ってもどんな話題を振られてもお互いについてこれるというのは最高です。


酒は弱い方だと思うのですが、雰囲気が好きなので飲み会には良く参加します。

ある年のこと、会社での新入社員歓迎会の後、大勢で会長に連れられて2次会に行きました。三々五々帰りだして、ふと気がつくと会長と僕の上司である次長と僕と新入社員5人だけが残っていました。そこで会長が何かの話の流れでこんなことを言い出しました。

『ここを会社の経費で払っているのは、みんなの意見を訊くためなんです。見ると新入社員の方が結構残っていますね。そこで君たちから入社の動機を訊いてみたい。』

若手の酔いが一気に醒めていくのが分かりました。僕は面白がりながら、彼らが失態しないようフォローに廻っていました。


飲み会でいきなり入社動機を訊く会長も意地悪ですが、会社の経費を使って、または上司に飲み代を出して貰うからには、当然下心があるに決まっています。

それを上司だから奢って貰って当然という根性で来る方が無邪気なだけです。


さて、入社2年目からは歓送迎会や忘新年会、花見や暑気払いなどの宴会の幹事が廻ってきます。友達同士や仲良しサークルの飲み会とは勝手が違います。

日程の調整に始まり、出席者が満足する店やこれまでの前例を先輩から聞き出したり、予算を組んだり、初めの挨拶、乾杯、締めの挨拶について序列を意識しながら決めないといけません。



当日は司会があります。会計もしないといけないです。酔っ払っては居られません。

参加者が楽しそうにしているか、飲み物は足りているか、料理の注文はどうかなど気を遣うところは色々あります。

そこで先輩や上司は幹事をやった若手の調整能力、折衝能力、管理能力、観察能力など色んな点から評価することができます。

会社にはメンバーだけでなく、マネージャが必要です。有能なメンバーは補充できますが、有能なマネージャはどの組織でも不足しています。

宴会を仕切る課程を見ることで、マネージャとしての資質を評価しているのです。宴会が仕切れないやつに務まるわけはないと思います。

幹事を断るとかそもそも出席しないというなら別に構いません。そうしたらあなたの同期や後輩を評価するだけです。

ましてや『上司との飲酒いや』と思っている若手との飲み会なんて真っ平ごめんです。

興味や好奇心を持って社内で気の合う知己ができるかとか、チームを組んだ時にうまくいくかなどと思って飲んでいるのです。いやいや付き合うならこちらから願い下げです。そんな連中と飲んだって楽しいわけありません。