中国雑感(1)


大連と中国東北地方〈2005~2006年版〉
先週は中国へ行ってまいりました。

食事が美味しく1日1キロのペースで肥えてしまいました。減量していたのが台無しです。

つらつらと雑感などを書いてみます。


大連は東北地方の大都市として、日本では緯度が同じ仙台と位置付けが似ています。

遼寧省に限らず、吉林省黒竜江省から人が集まってきています。規模も大きく街並みも洗練されています。

日本人を初め、外国人が多く、日本語や英語が通じるので、旅行者には滞在しやすい街ですね。

食品パッケージや衣類に意味不明の日本語がちりばめられているのは「Cool Japan」ということかな。


大連で設立した工場を見学させてもらいました。

周辺の地方から従業員を集めているのですが、工場の敷地内に寮が必要とのこと。職住接近どころか、住居=職場ですな。

寮では4人で一部屋を使用しているとのことですが、大学の寮は8人で一部屋なので、ずっとマシ。食堂では一日三食お腹いっぱい食べてもOK。

企業名の付いた小学校や建築物を建てているのは、表向きは社会貢献を通じて企業アピールすることになっているが、行政当局からの要望もある。そりゃそうだ。

賃金は安いが、寮費などの福利厚生費がバカにならない。福利厚生費を含めた人件費は賃金の倍程度。

日本の場合は、1.5倍程度だったかな。


工場には日本の同規模の会社と比較するとずっと多くの従業員が働いていました。

原価だけではなく、品質や安全面でも日本の工場と競争していきたいとのこと。

いったん梱包した製品についても検査工程で梱包を解いて内容をチェックしていました

人手が多いところではなければ出来ませんが、反面、チェックする必要があるのだろうな。

人員を使って品質を高めようとしている辺りは、ベトナムで見学した工場を思い出しました。