「威張り賃」

某所で会合の後に飲み会。
杯が進むにつれて段々と本音が見えてくるのは興味深い。
自分もまた段々と裃を脱ぎ捨て、自らの本質を語り出してしまうのは面白いと思う。

先輩は先に生まれたから無条件に偉いと勘違いしている輩もいるが、先輩らしいことをしているから立ててもらえるのだ。
後輩を誘って飲みに行けば、自分の懐から後輩の分も出して『今日はイイヤ、俺の奢りだ!』と吐くから先輩なのだ。
それを『威張り賃』と言う。

立場が上だから偉いんじゃない。
2歩先を読んで、1歩先の対策を講じているから上に立つ資格があると思う。

僕のロールモデルとして崇めている先輩曰く、『トップは日々のオペレーションや次の企画は部下に任せて良い。トップの仕事は部下が失敗したときの手を考えることだ。』
仕事や経営の本をいくら読んでも、こんなことは分からない。
やっぱり日々第一線に立って組織を率いている方が言うことには重みがあると感服しました。

自分自身『威張り賃』をキチンと払っているか、反省することしきり。