地域活性化プロジェクト
2003.11.12にハイブ長岡で「産学交流フェアinにいがた」という催しがあり、併せておこなわれた「地域活性化プロジェクト研究成果発表会」を聞いてきた。
気になった点、面白かった点を挙げてみる。
- 産業構造はバランスが取れているが、域内調達が少ない。⇒仲が悪いと言うことか?(^_^;)
- 地場にあった産業要素が欠けてきたのに、地場産業を大切にするのは無理がある。新しい地域資源に注目して新しい地場産業を構築すること。
- バブル崩壊と公共事業による景気対策で地域間所得格差は縮小している。
- 従業者数の地域間格差について、第二次産業は工場の海外移転により格差は縮小している。第三次産業は格差が開き始めている。今後所得格差が拡大する要因である。
- 従来型の産学連携は絶対にうまくいかない。ニーズがある企業は勝手に動くし、シーズがある技術は企業が飛びついている。可愛い女の子は放っておいても男が寄ってくる。無理にくっつける必要があるのは、最初から無理。
- 墨田区役所の職員が早稲田大学大学院へ国内留学することでキャリアロンダリングができる。
- 日本は、政府、大学、地域の知的資源を活用していない。
- 大学教育がどれだけ経済競争のニーズに合致しているかの調査では、日本は先進49箇国中49位である。日本の大学は経済競争に寄与していない。
- 上位は意外と人口の少ない国が入っている。フィンランド、アイルランド、イスラエル、シンガポール、アイスランド、スイス、オーストリアなど。資源が少なく人材を活用する必要がある。
- 中小企業は、売上高、利益といった産業論からの評価でなく、資源活用、満足感、達成感といった地域論からの評価を重視すべき。
早稲田の教授がダンディーで格好良かった。顔が良くて体格が良くて頭も良い。
見習って自分を磨こうという気になった。