リサイクル


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某所で会合。終わってから飲み会があったのですが、ちょっと会社に寄りたかったのでパスしてしまいました。

今日は休肝日にしようかなと思ったのですが、ムダでしたね。帰るなり缶ビールを開けてしまいました。

会合のテーマは環境問題でした。近隣の自治体が真剣に取り組んでいる様子がよく分かりました。

僕が住んでいる地元のような小さな町にはいろんなものが不足しています。

財源がありません。インフラがありません。いろんな施設がありません。しかし一番不足しているのは人材です

環境問題のような大きなテーマについて、きちんと整理した上で意見が言える人材がいないのです。

それは恐ろしく深刻なことです。

閑話休題。会合の内容自体は大変興味深かったのですが、リサイクルに積極的に取り組んでいることに疑念を持ちました。

テーマは大いに結構なのですが、ビール瓶のように洗って再利用できるものと違って、ペットボトル、紙などはリサイクル工程自体に資源が必要です

新たに作る場合とリサイクルする場合で環境負荷を比較検討して、リサイクルするべきかどうかを判断しないといけないと思うのですが、リサイクルという響きの良い言葉だけで環境にやさしいと誤解されてしまいます。

本当に環境負荷を考えると、缶ビールは止めて瓶ビールにするとか根本から生活態度を変える必要があると考えます。

そうは言っても、ついつい軽くて手軽に飲める缶やペットボトルの飲料を買ってしまいます。

そこでは環境保全と利便性がトレードオフの関係にあるのです。

配布された環境基本政策資料には『よりよい環境を将来世代に引き継ぐために』とあります。

ごもっともです。週末には瓶ビールを買ってきます。小さな事から始めましょう。