反省と再起


昨日は事務所を片付けたスタッフから連絡があり、余った料理を片付けることになりました。

都合のつくメンバーで集まって飲み会です。

しかし負けたというのに、誰ひとり責任のなすり付け合いをしません。

事務所を貸してくれた大家さんからもねぎらいのお話があり、感涙にむせぶ方もいました。

本当に素晴らしいメンバーです。

そうは言っても負けは負けです。僕なりに反省してみます。



■ 危機意識の違い

リコール請求署名された前町長側は、ここで負けたら後がないという立場に追い込まれていました。

そのため、あらゆる手段を使って票固めに励んでいました。

それに比べると、こちらは有利な状況に甘んじていたため、危機感では負けていたと思います。



組織力の違い

対立候補は町長という権力の座にあったため、各地域に蜘蛛の巣のように支援者の組織が張り巡らされていました。

こちらもリコール請求署名の受任者組織はあったのですが、きちんと組織化してはいなかったため、情報伝達や動員において後手後手に回ってしまっていました。



草の根運動の限界

元々住民運動がスタートでしたので、純粋な草の根民主主義のグループでした。

支援している候補者が町長になったところで利害関係がないため、正々堂々と支援しており、それは素晴らしいことなのですが、主義主張に基づいて支援していたため、各々が自分の価値判断でしか動かないのです。

利害関係があるならば、平気で一線を踏み越えるようなこともできるのでしょうが、それはこのメンバーでは出来ないのです。

強力なリーダーシップを発揮して指揮を執るリーダーを確立するだけの余裕がなかったことが痛かったです。



今後は、せっかく芽生えた草の根民主主義を成長させていきたいと思います。

それが支援していただいた方への一番の返礼だと考えます。



ここに来て合併相手の議会で離脱するとの決議がありました。

出雲崎が合併法定協離脱決議

まだ波乱は続きそうです。