ボランティアの原理
長岡ボランティアセンターの人と飲む。
ある募金活動で知り合ったのだが、目標を達成したことでお祝いも兼ねて。
僕も名前だけ知っている、コンピュータシステムに詳しい人がボランティアに来てくれたとのこと。
半日もあれば、CMSを使ったWEBサイトを立ち上げることができる人なので、もったいないと言ってしまう。
ボランティアセンターのWEBページを充実してもらえれば、効率よく活動ができるのに。
誰にでもできることをやってもらうのではなく、その人の能力が生かせることをやってもらえば良いのに。
しかし、そうじゃないんだと言われる。
社会貢献するという目的のためには、専門技能を生かして貢献してもらえれば一番効率は良い。
しかし、ボランティアは直接困っている人の役に立ちたくてやってきているのだ。
相手の喜ぶ顔が見たいから、わざわざ危険な被災地までやってくるのだ。
なるほど、ボランティアは、生産性向上や効率といったビジネスとは違う領域で存在している。
論理や理性より共感や感情といった原理が重要視されるわけだ。
ひょっとしたらビジネス論理の方が限られた分野でしか通用しないのかも知れない。