東洋のパリ、サイゴン


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ホーチミン初日の夜は団体での夕食をパスして、青年部会員でもある大学の先輩にお供しました。

先輩が社長をしている会社でアルバイトをしているベトナム人大学生の兄弟が、ちょうど実家のあるホーチミンに帰省しているので、彼らと落ち合って会食することになったのです。

お二人とも長岡技術科学大学に在学していて、お兄さんのクンさんは材料工学のドクターコース最終学年で、弟さんのキンさんは機械のドクターコース2年生です。インテリかつエリートですね。

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今回帰省したのは、弟さんがベトナム人の彼女であるフンさんと結婚するためです。先週結婚式を挙げたばかりの新婚です。

3人揃ってホテルのロビーまで迎えに来てくれて、タクシーに乗って繁華街のレストランまで案内されました。

テト(旧正月)の最終日と日曜が重なったので、街は人で溢れています。交差点にはほとんど信号がなく、あっても無視しているバイクの中を横断します。2人3人乗りは当たり前、中には4人も乗っているので、転倒しないかとヒヤヒヤします。もちろんヘルメットなどはかぶっていません。

きれいに飾り付けられた街に到着します。かつてフランス植民地時代は、アジアのパリと呼ばれた街です。人口は700万人を超えるそうです。この賑わいを日本の都市に喩えたら、札幌、仙台より大きく、東京新宿や名古屋、大阪並みでしょうか。

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レストランのオープンテラスに着席し、次々とベトナム料理をオーダーしてくれて、食べ方を教わりながらおいしくいただきました。

バーバーバー(333)というベトナムのビールをオーダーしました。突き出しは油で揚げて塩味を効かせたピーナッツとキムチに似た漬け物です。

生春巻きとフォーはいずれ食べるであろうと予想したので、それを避けて他の料理を頼みます。

揚げ春巻きやベトナムお好み焼を堪能し、ライスペーパーで野菜と茹でたエビを巻いてニョクマムを付けて食べます。

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ロックという川魚をニョックマム、グリーンペッパー、砂糖で煮付けた料理がバカウマでした。ご飯とよく合います。ご飯を2杯も食べてしまいました。

デザートは、バイン・フラン(カスタードプリン)とベトナムコーヒーで締めることにします。ところが、鳥インフルエンザが流行っているため、鳥関係は全面的に使用禁止されていて、プリンは止めているとのこと。ガイドブックで一押しでしたので非常に残念でしたが、コーヒーが濃くて美味しかったため、良しとしましょう。お勘定は結婚のお祝いということで、先輩と僕で持ちました。

テーブルについたウェイターは働きながら日本語を勉強しているとのことでしたので、先輩と相談の結果、レストランでよく使う日本語を伝授しました。


「とりあえずビール」と「お勘定」です。ホーチミンベトナム料理店で、この言葉を使うウェイターが居たら、それは僕らが教えたものです。

食事を平らげた後は、ウィンドウショッピングしながら、サイゴン川の河岸を散策します。

最後にホテルまで帰るタクシーを捕まえて、行き先を伝えてタクシー代も払ってくれました。大感謝です。来週には日本へ来て長岡に新婚家庭を構えるそうですので、お兄さんの博士論文に目処が立ったら、今回のお礼に長岡で会食することを約束しました。

寿司が良いか、蕎麦か、焼き肉か思案中です。