ブラッド・ダイヤモンド
久しぶりに映画を観ました。劇場は新宿のWALT9。
たまたま1日だったので1,000円でした。ラッキー。
シネコンですから複数の上映から選択します。選んだのは「BLOOD DIAMOND(ブラッド・ダイヤモンド)」。世界で一番平均寿命が短い国、シェラレオネのダイアモンドを巡る物語です。
「カラシニコフ」を読んでいて予備知識はあったので、すんなり話に入っていけました。
WALT9は前評判通り、シートはゆったりして快適で、勾配が急なため前の席に座った方がスクリーンを隠すことはなく、映画を楽しむことができました。
秀逸だったのは音響です。自動小銃の炸裂音やロケット弾が飛んでいく音がリアルです。
死体にたかる蠅の羽音までリアルだったのは気分が悪くなりましたが。
ダイヤモンド利権を巡る内戦で庶民が犠牲になる様子が痛々しかったです。老若男女関係なく、自動小銃やロケットランチャーで殺されていきます。
子供達は誘拐され、カラシニコフをあてがわれて少年兵にされてしまいます。
ジェニファー・コネリーが演ずるタフな女性ジャーナリストが原稿を作成している時の子供との会話が印象に残りました。
「何をしているの?」
「みんなのことを書いているの。世界中の人たちに伝えるために。」
「読んだ人たちは私たちのことを助けに来てくれるの?」
「...いいえ。来ないわ。」
最近は貧しい国の民衆が搾取されていることが明らかになっており、コンビニでもフェアトレード製品を購入することができます。
助けに行くことはできないけど、できることから行動しないと世の中は変わりません。
過去を変えることはできないけど、未来は創ることができます。
未来がどうなるかは、僕らの選択によるものなのです。
取りあえずダイヤモンドは買わない方向で。