ちょいデキ!


ちょいデキ! (文春新書 591)
新書「ちょいデキ!」読了。軽い内容で読了にも時間は掛からないです。

内容は、ご自分で考えられたであろう、仕事やスキルアップについての取り組み方や考え方について、親しみやすい語り口で書かれていて、好感が持てました。

自らについて特別な才能はないということを繰り返し述べられていますが、自分を高めようとする向上心を持って、継続して仕事に取り組んでいる姿勢は素晴らしいと思います。


気付けばわたしは「東証一部上場企業の社長」になっていました。

「なぜ、私が?」という気持ちは今でももっています。

振り返ってみますと、すごい技は何も身についていないのですが、ちょっとした技はたくさんもっていることに気付きました。

私が編み出した仕事術は、世の中で支持されている仕事術よりも、ずいぶんショボイものばかりです。たとえば、車酔いをしない方法。「だからどうした」と言われると元も子もないのですが、私にとっては重要な仕事術のひとつです。発見したときは、本当にうれしくて、それ以来ずっと使っています。


上司や部下とのコミュニケーションの取り方、苦手な同僚やお客さまとの仕事の進め方など身近なことへのコツや、マーケティングの本質や経営者としての考え方について、細かく記述されています。

参考になる章もいっぱいありました。

超人的な能力はないけど、誠実に仕事へ取り組みたい方へ。