MyDoom蔓延
今日は節分です。早めに帰ってきて豆撒きをしました。落花生をつまみにしてウィスキーをやりながらエントリします。
ほとんどのウィルスメールは、サーバーのアンチウィルスソフトが受信後すぐに削除しますし、仮にサーバーのチェックを通ってもクライアントのアンチウィルスソフトで弾きますので、実害はありません。しかし今回のやつはタチが悪いです。
Aさんのパソコンがウィルスに感染したとします。すると感染したパソコンに残っているメールアドレスから不作為に選んでBさん宛にウィルスメールを送りつけます。通常でしたら、Aさんがウィルス対策を怠ったということが知れ渡るのですが、このウィルスは送信元としてAさんのパソコンに残っている別のメールアドレスであるCさんのふりをするのです。
メールヘッダーを見ても一見、Cさんの会社のメールサーバーから送られてきたようにしか見えませんが、ヘッダーに残っているIPアドレスを調査すると、Aさんの会社のものなのです。
取引先なのでAさんの会社からのメールをすべて拒否するわけにはいきませんが、ちょっと常軌を逸しています。Aさんの会社の管理者は何をしているのでしょうか。
一番迷惑なのはCさんです。Cさんは自分の名をかたってウィルスメールが送信されていることには気付きません。
とばっちりをくらっているのはCさんの会社の管理者です。きちんと対策をしているのに、Bさんからはセキュリティに不備があるように見えてしまうのです。トホホです。